桃山 根来漆絵 アイヌ交易碗


桃山時代の根来漆絵の碗

特筆すべき点はやはり松前藩から交易により蝦夷地“アイヌ民族”へもたらされた根来漆絵の碗

アイヌ民族は松前藩から交易にて手に入れた椀や天目台、行器、その他の漆芸品をイオイぺカムイとし、漆芸=神の器と崇め、権力の象徴、すなわち宝物としていた記述や言い伝えが残ります。

高台内の線状の削り線は松前より蝦夷“アイヌ民族”へ渡り、宝物とし崇め持ち主の名や部族の印を刻んだものと見て間違いないでしょう。

同じく秀衡、会津、南部等の漆芸も蝦夷地へ渡り、大切に伝来されてきたものも残されておりますが、アイシロシ【所有印】を残すものは極めて少なく、断定できるものは僅かとされております。

只、アイシロシ“文字・印は部族部族により異なるもので、特定の定まった文字が実際には形成されていないのが、解読の意味で難点ではあります。

碗自体の漆質や塗りの古さからみるとおよそ桃山期と見て取れ、恐らくアイヌ交易が始まった最初期、もしくは僅か最初期以前に蝦夷地【アイヌ】へ渡った品でしょう。

口縁の使用による慣れた削れもアイヌの遺物によく見られるもので“儀礼具”“祈り”を捧げる際【天目台・椀・イクパスイ(棒酒箸)】の三つを用い、神や先祖にお神酒を捧げ祈りを捧げる道具と使用いたしました。

根来等に見られる断紋や布着せも併せ持ち、轆轤削りで時代もしっかりと踏める軽量な器体から古式は間違いなく、古来より大切に珍重伝来され伝来されてきたアイヌ文化の交易遺物とみて間違いないでしょう。

この様にアイシロシ【所有印】を残し、時代や伝来を立証できるアイヌ資料は極めて希少です。




詳細はお問合せ下さい
 
 
 
 
 
Name
E-Mail
Tel
Comment    

 

Mobile adrress: imakobi-2016@docomo.ne.jp